LCase関数、UCase関数のポイント

このページではLCase関数、UCase関数のポイントについて説明する。

LCase関数のポイント

LCase関数は、大文字のアルファベットを小文字にして返す。次のプロシージャを実行すると「accessl vba」と表示される。

Sub Test()
    Dim str As String
    str = LCase("Access VBA")
    MsgBox str
End Sub

半角ではなく全角のアルファベットの場合も、小文字に変換して返す。

 'Ａｃｃｅｓｓ　Ｖｂａと表示
Sub Test()
    Dim str As String
    str = LCase("Ａｃｃｅｓｓ ＶＢＡ")
    MsgBox str
End Sub

LCase関数と似た処理をする関数に、StrConv関数がある。この関数は、引数の文字列をいろいろな形に変換する関数だ（たとえば半角を全角に変換する）。StrConv関数の文字種に「vbLowerCase」を指定すると、LCase関数と同じくアルファベットを小文字にして返す。

◆ LCase関数とStrConv関数

'Access vbaと2回表示する
Sub Test()
    Dim str1 As String, str2 As String
    str1 = LCase("Access VBA")
    str2 = StrConv("Access VBA", vbLowerCase)
    MsgBox str1
    MsgBox str2
End Sub

StrConv関数については後日ページを追加する。

UCase関数のポイント

UCase関数は、小文字のアルファベットを大文字にして返す。関数の考え方や使い方はLCase関数と同じだ。

次のプロシージャを実行すると「ACCESS VBA」と表示される。

'ACCESS VBAと表示
Sub Test()
    Dim str As String
    str = UCase("Access VBA")
    MsgBox str
End Sub

半角ではなく全角のアルファベットの場合も、大文字に変換して返す。
（サンプルコードは省略）

先に触れたStrConv関数を使うと、UCase関数と同じ処理をすることができる。StrConv関数の文字種に「vbUpperCase」を指定すると、アルファベットを大文字にして返す。

◆ UCase関数とStrConv関数

'ACCESS VBAと2回表示する
Sub Test()
    Dim str1 As String, str2 As String
    str1 = UCase("Access VBA")
    str2 = StrConv("Access VBA", vbUpperCase)
    MsgBox str1
    MsgBox str2
End Sub

練習問題

Sub Test()
    Dim str1 As String, str2 As String
    str1 = LCase("Access")
    str2 = StrConv("Access", vbLowerCase)
    MsgBox str1 = str2
End Sub